Interview

宮里美香メイン

2008年12月、アメリカ女子ツアー「クオリファイイング・トーナメント」に合格。2009年のシード権を獲得し、プロへ転向した宮里美香選手。7歳からゴルフを始め、14歳8カ月という日本最年少記録で「日本女子アマ選手権」に優勝した天才少女は、いま、アメリカを拠点にプロとして大きく歩を進めている。試合ごとに、また日ごとに変化し成長する彼女を見守る街は、フロリダ州ブラデントンだ。

 

――ブラデントンに住み始めたのはいつからですか?

「08年の6月後半からです。高校を卒業してから引っ越しました。当時はアマチュアでしたが、プロになったので今はIMGの寮を出て、近くに家を借りています。現地にコーチがいるので、レッスンしていただいています」

――IMGといえば、プロアスリートを専門とするスポーツ選手の総合養成学校ですね。IMGがあるブラデントンは、やはり「アスリートの街」なのでしょうか?

「実は結構、田舎といえば田舎なのですが、やっぱり住人はアスリートばかりですね。(プロテニスプレーヤーの)錦織圭くんとか、マリア・シャラポワとかも練習に訪れます。ブラデントンはテニスが盛んです」
「生活リズムは、毎日練習して、すぐに寝るっていう感じで。あんまり遊ぶ暇がないんです。だから、アメリカにいる感じがあまりしない(笑)。「スポーツ村」と言われれば、そんな感じですね。でも、個人的にはまったくOKです。集中できますし」

――アスリートの街っぽく、スーパーマーケットにもヘルシーな食べ物が多かったりするのですか?

「うーん、でもやっぱりアメリカですからジャンクフードが多いし、日本ほどヘルシーな料理はないですね。自分でちゃんと抑えないと、本当に太ります(笑)。私はやっぱり日本食が好きなので、日本食が中心です。玄米を食べているので、毎週のツアーに炊飯器を持ち歩いています。」

     宮里美香   

――自身のペースを作るのが大変そうですね。乗り切るのはやはり若さゆえ?

「今はたぶん、それがあると思いますよ(笑)」

――以前からブラデントンのことは知っていたのですか?

「いえ、まったく。渡米が決まってから、初めて知ったんですよ。もちろん、これが初めての海外暮らしです。でも、戸惑いはあまりなかったですね」

――ブラデントンは、自然が多い街という印象があります。

「海が結構近いんですよ。サラソタ・ビーチとブラデントン・ビーチがあって、家から15分ぐらい。海がきれいというのは沖縄に似ています。海を見るのは好きなんです。時間があるときは海に行きますね」

――では、ブラデントンでオススメの場所は?

「どこだろう…やっぱりビーチですね、考えてみると。この前は、足だけ日焼けしに行きました(笑)。ゴルファーって足の日焼けがすごくて、くるぶしから下は真っ白なんです。だからそれが嫌で」

――現地で他の日本人アスリートたちと交流はありますか?

「たまにご飯を食べに行きます。たとえば錦織圭くんは私と同い年なので、テニスはあまりわからないですけど(笑)、彼がゴルフに興味があるようなのでいろいろと話しますね」

――ジャンルが異なってもアスリートとして分かり合える部分があるのでしょうか?

「あると思います。見えないプレッシャーもそれぞれあるだろうし。その克服には、やっぱり経験が必要だと思います」

――その経験のひとつとなる、今後の試合予定と抱負をお願いします。

「韓国でのハナバンク・コロン選手権(10月26日~11月1日)、その次は日本の「ミズノクラシック」。そして今シーズンの最終戦には、テキサス州の「LPGAツアー選手権」が控えています。正直プロになってから、(時間が経つのが)早いしあっとういう間でした。今シーズンは、優勝を目標にやってきたんですけど、やっぱり難しいことで……でも、自分としては優勝できる自信はまだあるし、残りの3試合でも優勝したい気持ちは強いので、とりあえずは目指します。もうすぐ二十歳※になるし、新しい自分を作れたらいいなと思っています」

――二十歳を迎えて最後の数試合、優勝のタイミングとしては最高ですね。

「はい(笑)」

※取材は宮里選手の誕生日の3日前、10月7日に行われました
宮里 美香 Mika Miyazato

1989年10月10日、沖縄県生まれ。8歳からゴルフを始め、11歳のときに「沖縄県民ジュニアゴルフ選手権」で初優勝。その後14歳で「日本女子アマ選手権」を制し、同大会最年少優勝記録を樹立。2008年12月に行われた米女子ツアー最終予選会を12位で突破し、本年から同ツアーにてプロでビュー。現在、国内外から大きな注目を集めている若手選手である。

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